「ソーシャルインクルージョン」や「ノーマライゼーション」について、レポートを書く際に参考にしていただければ幸いです。
なお、当内容を転載してレポートを作成することはおやめください。
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レポート内容
ソーシャルインクルージョンとは、障害者に限らず社会的に排除されやすい人(移民、高齢者、助成、低所得者、若年の失業者、民族的・宗教的なマイノリティなど)を含めて、全ての人々を排除しないで、社会連帯の中に積極的に組み込んだ共生社会を実現する理念です。1980年代にヨーロッパにおこった政策理念であるとされています。
ノーマライゼーションとは、障害者を特別視するのではなく、一般社会の中で普通の生活が送れるような条件を整えるべきであり、共に生きる社会こそノーマルな社会であるという考え方のことを指し、障害のある人もない人も、互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らしていける社会を目指しています。1950年代にデンマークの社会省の担当官であったバンク・ミケルセンが、当時、隔離的に収容されている知的障がい者の実態に触れたことをきっかけに、1959年の『知的障がい者福祉法』の制定に尽力し、この法律でノーマライゼーションという言葉が世界で初めて用いられました。
相違点については、ノーマライゼーションが障害のある人を対象としているのに対して、ソーシャルインクルージョンは障害のある人に限らず、社会的に排除されやすい人、あるいはその可能性がある人の全てを対象としています。
共通点については、それぞれが対象とする人たち(ソーシャルインクルージョンであれば、社会的に排除されやすい人。ノーマライゼーションであれば障害者)が偏見や差別にさらされるようなことがなく、よりよい生活を送ることができるようになることが目的とされていることであると考えます。また、ノーマライゼーションの浸透によって、障害者差別が少しずつ解消されつつあるなかで、次の段階として、障害者だけではなく社会的格差の対象となる人の生活環境改善に向けて、ソーシャルインクルージョンが各国で普及しつつあると言われることから、ソーシャルインクルージョンはノーマライゼーションの発展形と考えられます。
引用・参考文献
(1)障害者活躍推進計画作成指針
URL:https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/000572282.pdf
(2)障害者の自立と社会参加を目指して
URL:https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/idea01/index.html
(3)用語の解説 ソーシャル・インクルージョン(social inclusion)社会的障壁(social barrier)
URL:https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/rehab/r161/r161_glossary.html
(4)知っておきたいバリアフリーに関する知識
URL:https://www.city.akita.lg.jp/shisei/machizukuri/1011485/1007491/1007825.html
(5)「社会的な援護を要する人々に対する社会福祉のあり方に関する検討会」報告書
URL:https://www.mhlw.go.jp/www1/shingi/s0012/s1208-2_16.html

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