大阪近郊で受講できる社会福祉士一般養成施設(通信課程)の学費が安いところや秋入学できるところを調べてみました

記事内に広告が含まれています。
shakai01

みなさん、こんにちは。ミャコです。
知人が社会福祉士の資格を取得を検討しており、各学校の公式サイトを見たり、資料請求等を行っています。
一緒に色々見ているうちにどの学校がどの程度の学費で、どれくらいの合格率かまとめてみたいと思い、この記事を作成してみました。

私の知人と同じように、大阪近郊で社会福祉士の養成施設受講を検討されている方の参考になると嬉しいです。

スポンサーリンク

はじめに

公益財団法人社会福祉振興・試験センターで紹介されているとおり、社会福祉士の国家試験を受けるためには複数のルートがあります。

今回ご紹介するのは、以下の条件に該当する学校です。

  • 一般養成施設等(1年以上)
  • 通信課程
  • 募集要項の募集地域に大阪府が含まれている
  • 大阪でスクーリングを開催する予定がある

この条件で該当する学校は、こちらのページや各学校のページで確認した限り9校ありました。

  • NHK学園社会福祉士養成課程一般養成科
    ※2023年10月上旬時点で学校公式ページに2024年度募集の情報未掲載
  • 日本知的障害者福祉協会社会福祉士養成所通信課程
    ※2023年10月上旬時点で学校公式ページに2024年度募集の情報未掲載
  • 日本総合研究所社会福祉士養成所通信課程一般養成コース
  • 京都医療福祉専門学校社会福祉士科一般養成課程(通信)
    ※スクーリングは京都
  • 南海福祉看護専門学校社会福祉士養成通信課程
  • 日本メディカル福祉専門学校社会福祉士科一般通信課程
  • 大原医療福祉製菓専門学校梅田校社会福祉士養成通信課程
  • 豊岡短期大学通信教育部社会福祉士養成通信課程
  • 宝塚医療大学社会福祉士別科一般養成課程(通信)

そのうち、記事作成時点で未掲載の学校を除いた7校を表にまとめてみました。

ちなみに、大阪国際福祉専門学校については公式サイトで2024年度以降の学生募集を停止する旨公表されています。

スポンサーリンク

7校の比較表

学費等

各学校の公式サイトや資料等から確認した授業料等は以下のとおりです。(2023年10月上旬現在)
実習対象者と実習免除者でそれぞれ合計を出しています。
金額については各学校の募集要項等で必ずご確認ください。

※1 学校ごとに学費の各項目名が異なるため、比較するため強引に揃えています。
※2 一部学校において、精神保健福祉士や介護福祉士の養成課程で実習を履修した方に対しては実習に係る費用が一部免除となる旨記載がありましたが、ここでの紹介は割愛します。
※3 その他各学校によって各種割引等がありますが、ご自身でご確認ください。

選考料入学料授業料スクーリング料教材費現場実習費
(実習対象者のみ)
実習指導授業料
(実習対象者のみ)
合計
(実習対象者)
合計
(実習免除者)
日本総合研究所5,000円10,000円170,000円90,000円210,000円40,000円525,000円275,000円
京都医療福祉専門学校30,000円30,000円230,000円50,000円200,000円25,000円565,000円340,000円
南海福祉看護専門学校10,000円50,000円260,000円授業料に含む130,000円450,000円320,000円
日本メディカル福祉専門学校30,000円30,000円260,000円授業料に含む150,000円450,000円300,000円
大原医療福祉製菓専門学校10,000円10,000円240,000円授業料に含む80,000円158,000円498,000円340,000円
豊岡短期大学10,000円20,000円250,000円授業料に含む140,000円420,000円280,000円
宝塚医療大学10,000円30,000円270,000円授業料に含む120,000円430,000円310,000円

テキスト代については下表のとおりです。
大原医療福祉製菓専門学校以外はテキスト代を自費で購入することになります。
その他負担については記載分だけに限らない可能性が高いため各学校に必ずご確認ください。

テキスト代は含まれているかその他負担
日本総合研究所含まれていない(テキスト代13,200円)
京都医療福祉専門学校含まれていない(参考:前年度約61,270円)「学習のしおり」「レポート用紙」等の教材費(送料を含む)は授業料に含まれる。ただし、追加の「レポート用紙」(1部300円)及びレポート・質問票の郵送料等は受講生負担。
南海福祉看護専門学校含まれていない(前年度実績 約50,000円)
日本メディカル福祉専門学校含まれていない(目安:53,000円程度)学校厚生費として7,800円程度負担
大原医療福祉製菓専門学校教材費に含まれる
豊岡短期大学含まれていない(60,000円程度)
宝塚医療大学含まれていない。(テキストは各自で購入(50,000円程度))

学費等をまとめてみましたが、極端に安い学校はなさそうです。
一概には言えませんが、授業料が安いところは実習に関する費用が高いように見受けられました。
また、学費以外にもテキスト代やその他負担が生じる学校がありますので、金額を重視して考えられる方はそのあたりも含めて考えられた方が良いと思います。

修了率(卒業率)&国家試験合格率

修了率(卒業率)その他
日本総合研究所具体的な記載なし
京都医療福祉専門学校87.8%
(2020年4月生)
パンフレットに記載あり
南海福祉看護専門学校90.0%
(令和4年度修了生)
パンフレットに記載あり
日本メディカル福祉専門学校88.0%
(2021年度一般課程生)
パンフレットに記載あり
大原医療福祉製菓専門学校具体的な記載なし
豊岡短期大学具体的な記載なし
宝塚医療大学具体的な記載なし
第35回試験(2023年2月)合格率その他
日本総合研究所具体的な記載なし「卒業生の約6割が合格」という記載あり
京都医療福祉専門学校具体的な記載なし短期養成課程は「関西1位」と表記されていますが、具体的な数値の記載はありません。
南海福祉看護専門学校65.3%
日本メディカル福祉専門学校62.5%パンフレットで確認
大原医療福祉製菓専門学校78.3%
豊岡短期大学64.5%パンフレットで確認
宝塚医療大学記載なし

国家試験の合格率が高いところが気になりますが、まずは卒業することを第一に考えると卒業率(修了率)が高いところのほうが良いように思います。
そのような観点で見てみると、どちらも掲載している学校には好感が持てましたし、どちらも掲載していない学校は不安に感じました。

このあたりは質問すれば回答していただけるでしょうから、積極的に質問したほうが良さそうですね。

各学校について

日本総合研究所社会福祉士養成所通信課程一般養成コース

全国的に展開されているようですので、受講期間中に転勤・転居の可能性がある方にはメリットがあるように思いました。

また、募集要項で紹介されているWEB学習塾や課題レポートネットシステムなどは、画像付きで説明されており受講環境が整備されている印象を受けました。

京都医療福祉専門学校社会福祉士科一般養成課程(通信)

4月だけでなく11月入学可能な学校は、今回調べたなかで京都医療福祉専門学校だけだと思います。

入学生の70%以上が紹介制度を利用されているとのことですので、繋がりを大事にされている印象を受けました。その一方、各学校に同じタイミングで資料請求を行いましたが、資料が届くのが一番遅かったです。

他の学校が2~3日程度で到着した分、8日掛かったのは京都医療福祉専門学校だけでしたので印象に残りました。

南海福祉看護専門学校社会福祉士養成通信課程

パンフレットにて、直近2年間の修了率が90%以上という記載があったのは魅力的でした。

合格率を積極的にアピールされているところも多いですが、まずは卒業することが大事ですので、数字だけを見ると手厚いサポートがあるように思いました。

日本メディカル福祉専門学校社会福祉士科一般通信課程

南海福祉看護専門学校と同様、パンフレットに卒業率と合格率を載せていたことは好感が持てました。また、学校厚生費など別途掛かる費用についても記載されている点は良いと思いました。

大原医療福祉製菓専門学校梅田校社会福祉士養成通信課程

合格率は非常に高いのですが、修了率(卒業率)を載せられていないのですごく厳しいのではないかというイメージを持ってしましました。
このあたりは説明会などで学校の方に確認したほうが良さそうですね。

豊岡短期大学通信教育部社会福祉士養成通信課程

豊岡という名称のため、全く検討していなかったものの、大阪・神戸・姫路など全国7カ所でスクーリングが受けられるのは良いと思います。

宝塚医療大学社会福祉士別科一般養成課程(通信)

資料請求をして、一番悲しい思いをしたのが宝塚医療福祉大学でした。
宝塚医療福祉大学のフォームから資料請求したところ、送られてきた書面には「ホームページに掲載しておりますのでご確認ください」と書かれていました。
何のための資料請求フォームなんだろう…と思いました。

この件はすごく些細なことのように思いますが、例えば入学してから学校側と何かやり取りする際に、微妙なすれ違いが起きやすいのではないかと感じてしまいました。
仕事をしながら、月に数本のレポートを作成しなければならないので、学校側とのやり取りでストレスを抱えたくないです。
他校ではちゃんと資料を送っていただけたので、余計に悲しかったです。

あと、実際にホームページに掲載されている資料を見ても、入学者を支える3つの柱(宝塚塾など)について、より具体的な資料(日本総合研究所や豊岡短期大学のような)を確認することができず…
そのあたりを見たくて資料請求したのですが…

まとめ

ここまでまとめておきながらですが…
合格率や学費などが魅力的な学校を選びそうになりますが、
あくまでも「養成施設」ですので、大事なのは社会福祉士になるための素養を身につけることができるのかという点ではないでしょうか。

テキストを見てわからないこと、実践で直面しそうな問題に対する対処法など、講師に質問すればちゃんと答えてもらえるような場所であってほしいなと思います。

ご自身で資料請求や説明会に参加するなどして、そのあたりを確認してもらえたらと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました